多文化子育てサロン「運動遊び&子育て相談会」
8/27(土)に石ヶ瀬会館にて多文化子育てサロンが開催されました。
日本・中国・ベトナムの親子18組63名の方々が、運動遊びや子育て相談会へ参加しました。
【運動遊び】
一般社団法人LISOBU講師の置田亜希先生を招き、身体でじゃんけんをしたり、親の身体をジャングルジムに見立ててよじ登ったりと、この暑い時期にはぴったりの、室内で遊べる運動遊びを中心に行いました。
運動遊びの中で最も盛り上がったのは、パラシュートを使った遊びです。パラシュートがメリーゴーランドに変身したり、大きく膨らませて子供達がそこへハイハイしたり、ボールを飛ばして花火をしたりとこの日の中で一番歓声と笑顔が溢れた瞬間でした。
コロナの影響で心身ともに人との距離が広がった昨今には、何よりもその、近くにいる人の温かさや協力する大切さを実感した体験となりました。
【子育て相談会】
至学館大学准教授の金森由華先生へ「子どもの食の好き嫌い」、「うちの子の場合は?」という疑問を直接質問できる機会となりました。
金森先生の挨拶の中で「動画やテレビなどの視聴について」「子育て中のカッとなる瞬間について」という内容のお話があり、動画を見せることに「罪悪感」を抱いている親御さんもいることを承知の上で、「一つのツールとして、親の心身の平穏を保つためにも利用するのはあり」だということを教えていただきました。
また、動画の視聴についてマイナス面は「やり取りが一方通行」という点を指摘されており、そのマイナス面を補うには、一緒に動画の中に出てきた内容を共有するといいそうです。例えば、「お馬さん出てきたね」といった具合です。
コミュニケーションの行き来が発生できるように気をつけてあげることで、マイナス面である「一方通行」という点は改善できそうですね。
また「『子どもに対してカッとなる瞬間』というのは『ひとりで子どもと向かい合っている時』がほとんどではないか?」という投げかけです。人間は集団で子育てをして繁栄してきました。一人で子どもと向き合うというとこで、歪みが出てきてしまうようです。普段相談できない内容を相談したり、他の方の質問を聞いたりという貴重な機会となりました。
【参加者からの感想】
「子供たちの新鮮な姿をみれて、私もいい運動になりました。」「普段みないパパの俊敏な動きをみれました。なかなか外で遊べない中、貴重な親子の時間となりました。」「 他のパパの参加率が高かったこともよかったです。」など普段とは違った家族の姿を見れたことで、子どもだけでなく、親もリフレッシュできる機会となっているなということが伝わってきました。